ビッグバンには、以下の3つの種類があります。

1. 宇宙大規模構造の形成

ビッグバン当初は、宇宙は均一で密度の低い状態でした。しかし、宇宙の膨張に伴って重力が働き、物質が凝縮して銀河や星が形成されるようになりました。この過程のことを、宇宙大規模構造の形成といいます。

2. primordial nucleosynthesis

ビッグバン直後は、宇宙は極めて高温高密度でした。そのため、核融合反応が盛んに起こり、水素やヘリウムなどの元素が生成されました。この過程のことを、primordial nucleosynthesis（原始元素合成）といいます。

3. cosmic microwave background radiation

ビッグバン直後、宇宙は非常に高温でした。そのため、宇宙全体に電磁波が充満していました。この電磁波のことを、cosmic microwave background radiation（宇宙マイクロ波背景放射）といいます。宇宙マイクロ波背景放射は、ビッグバン理論の重要な証拠の一つとなっています。